普段は自分に直接関係なさそうなお誘いは、億劫で仕方が無い性質で、なにかと理由をつけて断るのが当たり前になってました。時間がもったいないと思っちゃうんですね。
忘年会のお誘い
2014年末、いつも仲良くさせていただいている取引先社長のOさんに、
「D社の忘年会に出ませんか?」
とお誘いいただいた時、僕には珍しく、「はい、行きます」と返事をしてみたのです。
D社は、以前、Oさん経由で社内CMS構築のお手伝いをしたことがあり、直接面識は無いのですが、関わりがあります。
またWebサイト制作の案件も現在制作中のものがあって、この機会に社風を見ておくのも悪くないと思ったのと、自分のなかで「そろそろ何か変えたいな」と感じているのが相まって、反射的に出席表明をしたのかと思います。
当日までは、「ああ、失敗したな。なんで出席するなんて言ったんだろう」と思ってましたが、当日5時間にも及ぶ大忘年会に出席してみて、学んだもの、得たものが多くあったなと感じ、とにかくいろんな事に参加することの大切さを身に染みて感じることができました。
Oさん、お誘いいただき、ありがとうございました。D社のみなさん、ありがとうございました。
出席してみると
ホテルの会場を借り、300名ほどのD社スタッフと関係者が忘年会に参加しています。
歌や踊りなどの催し物を、各部署ごとに1つずつ披露し、結婚式のような感じで忘年会は進みます。
・とにかくスタッフひとり一人が楽しそう
・素で楽しんでる
・チームの結束感を感じる
・しらけた奴がいない
・リーダーがリーダーっぽいけど、嫌味が無い
催し物が進むたび、「ああ、自分が会社を作るなら、こういう会社を作りたいなぁ」と思ったのでした。
・役割の違いはあれど、上下の関係がない。
・ひとり一人、お互いを尊敬している。
・屈託のない意見が言える。
さすがに単にお客さんとして出席するわけにもいかず、経営サイドの視点もあわせて、楽しませていただきました。
売上と規模を急激に伸ばしている中堅企業の組織とスタッフと経営者を、(実務ではないが)輪の中から見ることができたのは、僕にとって大きな収穫でした。とても貴重な体験です。
どうやればこのような社風を築くことができるかは、ここではわかりませんが、D社の雰囲気は1つの理想とも言えるもので、今後の自分の目標として具体的な光景を目に焼き付けることができたのです。
自分から検索しない事は、ネットでは見つからない
ネットで検索すれば、およそ知りたいことが分かってしまう時代になりました。もちろん、ネットの情報はひとつのきっかけで、さらに関連書籍などで深く理解を得ることがホントは大事だと思いますが。パソコンがあれば、だいたい知りたいことを知ることができますね。
でもやっぱり、「自分で検索しないこと」は、ネットでは答えが見つからないんです。
今回身に染みて感じたのが、「まず参加してみる」ということ。
パソコンの前では決して学べない、貴重な体験がそこにあります。
「めんどくさそうだからパス」をしていたお誘いがあれば、
「はい、行きます」と言ってみませんか?
もしかしたら大きな学びを得るかもしれません。
「はい、行きます」、ぜひ今後も習慣にしたいものです。